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よい行動を数える
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psychotoolbox
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よい行動を数える
- 別名
- ポジティブ・カウント法
- 用途
- 用例
- ポジティブな行動を増やしたいとき
- 使用法
- (1)ポジティブな行動(a)喜びや満足をもたらす活動(b)将来ためになる活動などをリストアップし、その中で1個〜数個を数える対象に決める(できれば親子で決めるのがよい)。
- (2)毎日いくつできたかを記録する。家族みんなが見えるところに、1個の場合はグラフにして、複数の場合は表にして張り出すのも良い。
- (3)得点計画表のように、一定の得点を超えたらもらえる「ごほうび」を決めるのも良い。なお「ごほうび」の力は、ごほうびそのものの価値よりの、(a)親子で話し合って決めること(b)約束すること、そして約束を守ること(c)ごほうびをあげるときに、心の底から褒めることによっている。
- 解説
- 行動を数えて、その結果を張り出すことは、パブリック・ポスティングというテクニックによっている。社会的生物である人間は、小さくとも、その成果が「公表」されることで大きな影響を受ける。
- またこのワザは、親子で数えることを通じて、子どもの行動(のよい面)に持続的に注意を払うことになっている。子どもには親からの肯定的な注目が自然に与えられ、親には子どもを褒める機会を与えられる。
- 参考文献
- デイビッド・D. バーンズ (著) 『いやな気分よ、さようなら—自分で学ぶ「抑うつ」克服法』