@zigen 's note

simflow

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
支配方程式を時間&空間において離散化

Fortran or Cで計算データを吐かせる

1&2次元
gnuplot & ImageMagickでconvert -loop 2 *.png anime.gif

mencoder "mf://*.jpg" -mf fps=5 -o cube-anim-2.avi -ovc lavc -lavcopts vcodec=mjpeg


3次元
povray +W640 +H480 0001.pov
mpirun -np 5 povray +W640 +H480 0001.pov


ちょっと面白かった
諸君 私は流体が好きだ
諸君 私は流体が好きだ
諸君 私は流体力学シミュレーションが大好きだ

完全流体が好きだ 粘性流体が好きだ 圧縮性流体が好きだ 非圧縮性流体が好きだ
熱流体が好きだ 電磁流体が好きだ 自由液面流体が好きだ 超臨界流体が好きだ
混相流体が好きだ 非ニュートン流体が好きだ 地球惑星流体が好きだ 宇宙プラズマ流体が好きだ

FTCS法で クランク・ニコルソン法で ルンゲ・クッタ法で ラックス・ベンドルフ法で
CIP-MOCCT法で IDO法で 擬スペクトル法で SPH法で MPS法で 河村・桑原スキームで
VOF法で レベルセット法で MAC法で SMAC法で GSMAC法で FEMで FVMで

様々なスキームで行われる ありとあらゆる流体解析が大好きだ

支配方程式や境界条件をそろえた複数の流体スキームの一斉ベンチマーク・テストが
お互いにてんでんバラバラなシミュレーション結果をはき出すのが好きだ
複雑形状流路が自動格子生成ツールによって 精緻なステンドグラスのような
非構造格子のモザイクになった時など 心がおどる

セミラグランジュ法でクーラン数が1を突破するのが好きだ
流体計算で 冷却ファンが唸りを上げて回りまくる EWS筐体のエアダクトから吹き出てきた熱風を
積ん読状態の流体力学書の山が遮って熱暴走を召喚した時など 胸が詰まるような気持ちだった

流体温度がオーバーシュートして モデル領域の思わぬ所で気液相変化が生じるのが好きだ
プログラミングを習いたての新人が スタガード格子の ( i + 1/2, j + 1/2 ) といった表記法を
そのまんま何度も何度も ソースコードでの配列の添え字に流用してしまって
コンパイラに怒られている様など 感動すら覚える

流体密度がアンダーシュートして負になったのを 無理矢理に補正していく様などはもうたまらない
非線形項 u ・(∂u /∂x ) から発生した高周波が 私のエリアシング阻止の思惑と共に
ローパス・フィルターにばたばたと薙ぎ払われるのも最高だ

有限差分法で球座標系を扱う際の 極の座標特異点問題と厳しすぎるCFL条件とを
Yin-Yangグリッドというコロンブスの卵が木端微塵に粉砕した時など 絶頂すら覚える

分散誤差に波形を滅茶苦茶に振動させられるのが好きだ
必死に守るはずだった保存量が蹂躙され 流体質量が時間ステップと共に減っていく様は
とてもとても悲しいものだ

数値拡散に波形をなまらされてツルペタにされるのが好きだ
デバッグに追い回され いつまで経ってもベンチマークから先に進めないのは 屈辱の極みだ

諸君 私は流体を  実現象と瓜二つの流体力学シミュレーションを望んでいる
諸君 私に付き従う流体屋諸君 君達は一体 何を望んでいる?

量子コンピュータの早期実現を望むか? 情け容赦のない特異点だらけの流れ場を望むか?
非等方性乱流の限りを尽くし 三千世界の流れ場を真似る Re = O(109) の様な流体解析を望むか?

「 流体(Fluid)!! 流体(Fluid)!! 流体(Fluid)!!」

よろしい ならば流体(Fluid)だ

我々は満身の力をこめて今まさに Enterキーを叩かんとする右手中指だ

だが この慢性的な CPUパワー不足の環境に堪え続けてきた我々に
ただの流体力学では もはや足りない!!

「ナビエ・ストークス方程式の解の存在と滑らかさ」問題の解決を!!
ミレニアム懸賞問題の一つ「ナビエ・ストークス方程式の解の存在と滑らかさ」問題の解決を!!

我らはわずかに予算百ドル 十人に満たぬ流体屋にすぎない
だが諸君は計算効率千倍の新スキーム開発者だと私は信仰している
ならば我らは諸君と私で計算効率1万とんで1倍の流体解析プロジェクトX となる

我々を机上の空論と侮り 眠りこけている連中を 掃除バケツ内の非圧縮性粘性流体で叩き起こそう
ディスプレイへと引きずり降ろし 可視化結果を見せつけよう
連中に億千万行のパンチカード穿孔地獄を味わわせてやる
連中に我々のソースコードの人間コンパイラをやらせてやる

速度シアーと密度差のある流体層どうしのはざまには 奴らの手計算では及びもつかない
富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」の如きケルビン・ヘルムホルツ不安定波があることを
思い出させてやる

十人の流体屋のシミュレーションで 流れ場を再現し尽くしてやる

「 最後のバグ取り デバッグ指揮官より 全CFD要員へ 」
目標 1024自由度圧縮性MHD乱流DNS計算!!

第二次 「リチャードソンの夢」 作戦
手廻し計算器をグルグルせよ

逝くぞ 諸君

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