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行くと死来る~徒死~ ◆.pKwLKR4oQ



「ねえ、猫さん。私達これからどこへ行くのかな、かな?」
「ああ、そういえば何も言っていませんでしたね」

10時に禁止エリアとなるC-3エリアを無事に抜ける事が出来たレナとkskロワ住人とカムパネルラ。
二人と二足歩行の猫一匹で構成されるトリオ、チーム“ワイルドバンチ”。
実のところ3人ともどこまで行けば禁止エリア外になるのか分からなかったために多少走ったが、10時を過ぎても何も起きなかったので無事だと判明した時はほっと安堵した。
そしてようやく「部活メンバーを探す」という目標を定めた彼らだったが、そのための目的地については特に言及していなかった。
とは言うものの、二人を先導して南下していたカムパネルラにはだいたいの方向性があった。

「ではお二人に質問です。差し当たり私達の目的は人探し。では人を探すにはどういう場所に行けばいいでしょうか?」
「モフモフはーい。人が集まる場所がいいと思うよー」
「その通り。そこに探し人がいるかもしれないし、それにいなくても誰か出会っている人がいるかもしれませんからね」
「あ、もしかして怪しい洞窟に行くのかな、かな? 確か放送で気になる事を言っていたから」

そう言いながらレナはデイパックから取り出した地図の中央を指差した。
その指先が置かれた箇所はE-6エリアで且つ『怪しい洞窟』というものが存在するという印が付けられている。
6時の放送では社長がその場所について何やら含みのある言い方をしていた事は記憶に新しい。
今レナ達がいるのはD-3エリアの都市部と森林部の境の付近。
C-3エリアにある武器屋からコンパスを頼りに南下してきたから現在地に間違いはないはずだ。
ここから洞窟に向かうにはだいたい森の中を東南東の方角に進まなければならない。
よく山で遊んでいるレナはともかく他の2人がどこまで森の中を踏破出来るかは不安材料でもある。
だがその懸念は別の方向からかき消された。

「ええ、それも一理ありますが、残念ながらそれは避けた方が良いでしょう」
「どうしてかな、かな?」
「確かに多くの人が集まる場所は人探しには最適ですが、反面そこに集まる人が安全でない可能性も高くなります」

つまりこういう事だ。
この場合放送で触れられた『怪しい洞窟』にはおそらく多かれ少なかれ参加者が集まるだろう。

それは単純に社長の言葉の真意を確かめるためだったり。
または自分達のように誰かを探すためだったり。
もしくは殺し合いを打破する仲間を集めるためだったり。

だがその理由が時として悪意に満ちている可能性もまたありうる。

例えば集まってきた参加者を一気に殺そうとするためだったり。
または集団に紛れ込んで機を見て何か仕掛けるためだったり。
もしくは誤った情報を流して参加者を混乱させるためだったり。

そういった悪意を持った参加者が集まってくる可能性も十分にある。
そして残念ながらそのような輩に遭遇した時にチーム“ワイルドバンチ”ではいざという時に後れを取るかもしれない。
何丁も銃を揃えていたところで元を糺せば力も経験も不足している年端もいかない少年少女と猫だ。
6時の放送で半数近くの参加者が死んでいるなら、もう既に残りが3分の1になっていても不思議ではない。
それぐらいこの殺し合いは殺伐としていて、それだけの殺戮を行う参加者がこの島に入るのだ。
生半可な実力でこれからも生き残れる保証などどこにもありはしない。

「うん、そうだね。確かに猫さんの言う通りかな、かな……」
「ええ、今あそこは無防備に向かって行くともれなく死が向かって来る場所。それで死んでしまっては徒死、ようは無駄死です」
「モフモフとケモノは歓迎だけど、危険人物は勘弁。そういえば自ロワでも待ち伏せを警戒しているキャラが何人かいたっけ」
「もし洞窟へ行くならもうしばらく時間が経ってからですね」
「ありがとう。今はみんなが洞窟に向かっていない事を祈ってるね」

カムパネルラの説明を聞いてレナは後ろ髪を引かれながらも洞窟行きを断念した。
実際に高嶺響という化け物級の参加者と対峙して間一髪逃げ延びる事が出来たが故に、今の自分達の戦力を少なからず客観的に見れる。
圭一達部活メンバーと再会する事が目標だが、それを果たす前に自分達が死んでしまっては元も子もない。
勇気と無謀は似ているようで全く別のものだ。

「という訳でレナさん。この地図に示されている施設の中でなたの仲間達が立ち寄りそうな場所はありますか?」
「え、みんなが立ち寄りそうな場所? んー、神社や分校があればそこが一番当てはまったんだけど……あ!」
「何かありましたか?」
「ここ、メイドカフェって場所だよ。
 ここには来ていない部長の魅ぃちゃんの妹の詩ぃちゃんが働いている『エンジェルモート』ってお店がそんな感じのお店で、圭一君も好きな場所なんだ。
 あとは雑貨屋かな。たまに似たようなお店にみんなで遊びに行った事もあるから他に比べると馴染みがあるかな、かな」
「よし、それならメイドカフェが近いですからそこへ行きましょうか」
「モフモフー理由は?」
「そこなら無闇に人が集まる事もないからです」

社長による放送のせいで『怪しい洞窟』は無秩序に人が集まる場所と化してしまった。
だがメイドカフェや雑貨屋は部活メンバーにとっては親しみのある場所でも、他の参加者にとっては数ある施設の内の一つでしかない。
つまり他の施設に比べて余計な参加者と会わずに部活メンバーと会える可能性が高いと言える。
しかも今の人が集まってくる洞窟とは違って、これらの施設には何時誰が来るのか分からないために待ち伏せのメリットが少ない。
よって比較的安全な場所という事になる。
それに仮に誰かが立ち寄った後でも何らかの痕跡が残っている可能性にも期待できる。
元々カムパネルラはそのような場所に向かうつもりだったが、幸運にもその一つであるメイドカフェが目と鼻の先だった。
これでチーム“ワイルドバンチ”の当面の目標と目的地は定まった。

「でも万が一という可能性もありますから気を付けてくださいね」
「うん、油断しないで行こう」
「俺はモフモフに付いて行くだけさー」

こうしてチーム“ワイルドバンチ”はレナの仲間を探し求めて一路D-2エリアのメイドカフェを目指した。
だが彼らは知らない。
レナの仲間である部活メンバー――前原圭一・北条沙都子・古手梨花の3人。
その3人全員が予断を許さない状況である事に。

果たして勇敢なるガンファイター達は間に合う事が出来るのだろうか。


【1日目 昼/D-3中央部 都市部と森林部の境界付近】

【チーム“ワイルドバンチ”】
【共通目的】
1:レナの仲間である部活メンバー(前原圭一、北条沙都子、古手梨花)との合流。
2:メイドカフェに向かう。

【竜宮レナ@ひぐらしのなく頃に】
【服装】白のワンピース、カウボーイハット、ガンベルト、頑丈な革ブーツ
【状態】Lv65、健康
【装備】コルトSAA“バントラインスペシャル”16インチver(6/6)@現実、ウィンチェスターM1873(14/14)@現実、大型トマホーク@現実
【持ち物】:基本支給品一式、予備弾薬(60/60)@現実
【思考】
1:部活メンバーを探して皆で脱出する。
2:高嶺響が気になる。

【カムパネルラ@銀河鉄道の夜】
【服装】テンガロンハット、上だけタキシード、黒いスカーフ、ガンベルト
【状態】Lv85、健康
【装備】レミントンM1858(6/6)×2@現実、ウィンチェスターM1892“ランダルカスタム”(7/7)@現実、雑嚢(予備弾倉×6@現実が入っている)
【持ち物】基本支給品一式、予備弾薬(21/21)@現実
【思考】
1:レナの人探しに付き合う。
2:僕はサンダンス・キッド!

【kskロワ住人@kskアニメキャラバトルロワイアル】
【服装】クロケット帽、Tシャツ、ジーンズ、ガンベルト
【状態】健康
【装備】ブルーノCz・M75カスタムスピアハルバード(∞/15)@オリロワ、水平二連式10ゲージ散弾銃(2/2・予備弾数14)@現実
【持ち物】なし
【思考】
1:モフモフに従うー。
2:ケモノともふもふしたいよー。
3:ロリっこかわいいよー。
【備考】
※スピアハルバードが弾数無限だからって調子に乗って使うと熱が籠ってきてとんでもない事になるかもね。


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明日に向かって撃て! 竜宮レナ [[]]
明日に向かって撃て! カムパネルラ [[]]
明日に向かって撃て! kskロワ住人 [[]]


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