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そんなの、聞いてないぞ ◆.pKwLKR4oQ



この殺し合いが始まるに際して参加者一同に等しく与えられたデイパック。
その外見は何の変哲もない肩から提げる形のオーソドックスで小さめのリュックサック型。
だが外見が等しいからと言って中身まで等しいわけではない。
参加者に等しく与えられたのは、参加者名簿、地図、コンパス、水と食料、筆記用具、照明器具(ランタン)の6点。
これに加えて1~3個のアイテムが支給されている。
その内訳はまさに千差万別。
殺し合いを有利に進められる兵器から何の役に立たないハズレまで様々な種類のアイテムが参加者を一喜一憂させてきた。

ただ参加者の中には中身を確認する間もなく命を失う者もいたので、そうやって中身を確認するまで生き延びていた者達は運が良いのかもしれない。

まあ中身を確認しても死ぬ時はあっさり死ぬのがこの殺し合い。

「はぁ、ロリっ娘ではないのか」

一般的な作業服の上に赤マントを羽織ったジェレミアの目の前にもその一例が転がっている。
傘のような髪型が特徴的な男の亡骸の生前の名は金蔵銭太郎。
地虫十兵衛と阿魔野邪鬼の話を盗み聞きしていたところを勘付かれて、脇差で胸を一突きされて死亡したのだ。
金蔵なりに十分注意していたとはいえ、甲賀忍者の中でもかなりの手練である二人の話を盗み聞きしたのが運の尽きと言えよう。

余談だが、この時金蔵と同行していた一人の参加者がいた。
その名はハイジ。
だがハイジは金蔵の死を目の当たりにした恐怖ですぐさまその場から逃げ去った。
そしてその先で親友のクララの無残な死に様を目撃して吸血鬼化してしまう。
この時クララが直前に乗っていた機体がランスロット、後にハイジを自爆に巻き込んで死なせた機体がガウェイン。
どちらもジェレミアのよく知るナイトメアという機体であったのは奇妙な縁である。
閑話休題。

「ほう、案外使えそうだな」

ジェレミアにとって幸いだったのは忍者二人が金蔵のデイパックに見向きもせずに立ち去った事だ。
元より十兵衛はデイパックを必要としていなかった事に加えて、その分のデイパックを譲り受けていた邪鬼はこれ以上デイパックが嵩張る事を避けたゆえのものだった。
だがジェレミアは気付いていた。
このデイパックが外見に反して中身が底無しだという事に。
だからどれだけデイパックを回収しようと一つにまとめてさえしまえば、大荷物になる事はない。
ただその場合一つのデイパックがごちゃごちゃになる可能性があるが、そこはきちんと整理しておけば問題ない。

こうしてジェレミアが回収した金蔵のデイパックには3つのアイテムが入っていた。

まず一つ目は黄金のインゴット。
右代宮家に伝わるベアトリーチェの黄金伝説で謳われる10トンの金塊。
その伝説の証明とも言うべき重さ10kgにもなる純度フォーナインの黄金のインゴットである。
だがそのような事情を知らないジェレミアにしてみればただの鈍器でしかない。
さすがにこの命懸けの状況では黄金であろうと札束であろうと金銭的なものは役には立たない。
シングルマザーでもブランケットに包んで振り回せば山羊頭に痛恨の一撃を与えるほどだから、成人男性が振るえば十分凶器になるだろう。

次に二つ目はスーパースター。
黄色の星型に可愛らしいクリっとした黒眼が付いたものだが、その愛らしい外見とは裏腹に効力は凄まじい。
一緒に付いていた説明書きによると、その効力は一定時間無敵となる上に加速力・最高速度が上昇するというもの。
さらに相手に接触するとクラッシュorスピンさせたり、一部の障害物を破壊or弾き飛せるという能力も付与される。
ただしこれはあくまで乗り物に使った場合であって、自分自身が使っても同じ効力が得られるかは不明だ。
だが乗り物さえ手に入れば十分強力な強化アイテムである事は間違いない。

そして幸か不幸かジェレミアはその乗り物を手に入れていた。

それが最後三つ目の支給品、モーターボート。
運良く乗り物が手に入ったが、不幸にも最大の問題は陸上では何の役にも立たない点。
一応地図を見る限り川や湖や海など水辺には事欠かない立地だが、さすがに水上戦が起こるかと言えば疑問視せざるを得ない。

「確か少し南に行けば川があったはず……よし、この機会に一度使ってみるか」

元々ジェレミアがF-7から北上してきたのは人が集まると予想される怪しい洞窟を目指すためだった。
その途上のE-7で金蔵銭太郎の死体を発見して、首尾よく手付かずのデイパックを回収できたのだ。
このまま洞窟を目指すのも良いが、確実に人が集まっているという保証もない。
その一方で新しい物を手に入れたら一度使ってみたくなるのは人の性。
だからここはボートを手に入れた機会を生かして、川を伝って湖まで下り、見晴らしの良い湖上で人探しをする事にした。
そこには幼きロリは怪しい洞窟には怖がって近寄らずに湖の岸辺で一人寂しく佇んでいるのではないか、というロリコンならではの理解しがたい思考が入っていた。

「おお、我が愛しき幼き娘達よ! 今すぐ向かいに行くぞ!」

そうと決まれば善は急げ。
コンパス頼りとはいえロリが関わった時のジェレミアの力は通常の比ではない。
鬱蒼と立ち並ぶ木々の間を軽やかなフットワークで駆け抜ける姿はまさにオレンジもとい赤き閃光。
――とまではいかないが、かなりの身のこなしだ。
この調子でいけば川まで後少しだろうか。

「ッ!?」

そこでいきなりジェレミアは横に大きく跳んだ。
一見するとロリコンが極まった末に奇行に見えるかもしれないが、それは間違いだ。

横に跳んだ勢いのまま地面を転がるジェレミア/その直後森の中に響く爆発音/数本の木々を薙ぎ倒して巻き上がる土埃。

すぐさま体勢を立て直して木の背後に身を隠したジェレミアが顔を覗かせると、木が数本倒れて地面が抉り取られた空間が目に入った。
おそらくあのまま進んでいたら直撃を受けていた事は想像に難くない。
こうして無事に回避できたのは日々ルルーシュやロリっ娘のために鍛錬を積んできたおかげだろう。
だがまだ危機が去ったわけではない。
未だに姿の見えない襲撃者はこの周囲に潜んでいるからだ。

「そこの赤マント、一つ聞きたい事がある」
「…………」
「無視か。ちっ、ゼロと云う奴に会ったら『MAXが探していた』と伝えておけ」
(な、ゼロだと!? いったいどういう――)

最初無言でいたのは返答の声で自分の居場所が判明するのを避けたためだった。
だが続いて出された言葉にジェレミアは驚愕の色を隠せなかった。
いきなり襲撃者から『ゼロ』というよく知っている名前を聞かされたのだ。
おもわず木の背後から身を出して声のする方を見ると、さらなる驚きがジェレミアを襲った。

それは真っ黒い金属製のボディーをした謎の人物が足早に立ち去っていく光景だった。

(な、なんだいったいあいつは……?
 それにしてもどういうことだ? 今のゼロは枢木スザクだが、ここでもゼロの姿でいるのか?
 それとも秘密裏に開発された私の後継機という可能性も……そんなの、聞いてないぞ……)

日中でも若干薄暗い森の中でジェレミアの思考は闇の中でしばらく彷徨わずにはいられなかった。


【1日目 午前/F-7 森の中】

【ジェレミア・ゴットバルト@コードギアス】
【服装】小此木造園の作業着@ひぐらしのなく頃に、アーチャーの聖骸布@Fate/stay night
【状態】健康、強い決意、隠れ真性ロリコン、若干の戸惑い
【装備】対化物戦闘用13mm拳銃ジャッカル(4/6)@HELLSING
【道具】支給品一式×4、スクール水着、手榴弾5個@現実、オレンジ49個@コードギアス、黄金のインゴット@カオスロワ、スーパースター@マリオカート、モーターボート@名探偵コナン
【思考】
 基本:主催者から死者蘇生の力を手に入れて、ルルーシュ達を生き返らせる。
 1:再び主催者に会うために参加者を皆殺しにする(苦しまないように一撃で殺す。特にロリっ娘は確実に全力で一撃で!)。
 2:ボートで川を下って湖に出て、岸辺で一人寂しく泣いているロリっ娘を探す。
 3:なぜMAXはゼロを探していたんだ?
【備考】
※金蔵銭太郎のデイパック(支給品一式、黄金のインゴット@カオスロワ、スーパースター@マリオカート、モーターボート@名探偵コナン)を回収しました。

【MAX@ボンバーマンジェッターズ】
【服装】なし
【状態】右肩に刀傷(軽傷)、攻撃速度上昇
【装備】三属の剣(流星虫規制)@バロック、M134機関銃@シャーマンキング、クナイ×10@伊賀の影丸
【持ち物】基本支給品一式×2、不明支給品0~2
【思考】
 基本:優勝して帰還する。
 1:ゼロを破壊して己の優越性を証明する。
 2:参加者の何人かをゼロに関するメッセンジャーとして利用する。
【備考】
※参戦時期は後の書き手にお任せします。
※設定上、マイティが利用可能なボムはほとんど全て使えるはずです。


【モーターボート@名探偵コナン】
劇場版「名探偵コナン」シリーズ第9作目である『名探偵コナン 水平線上の陰謀』に出てくる豪華客船アフロディーテ号に常備されていたモーターボート。
終盤に犯人がこれに乗って船を脱出して、コナンたち少年探偵団が別のボートに乗って追いかけるシーンがある。


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散りゆく者への鎮魂果 ジェレミア・ゴットバルト 私って、ほんとバカ
颯爽登場! 日の出美少年ズ MAX そのような事、俺が許さない!!!


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