金色の瞳 ◆QkRJTXcpFI
男がいた。
総髪を肩にたれた顔は蒼白く、学者のような感じの男だが、その両眼はとじられたままであった。盲目なのである。
総髪を肩にたれた顔は蒼白く、学者のような感じの男だが、その両眼はとじられたままであった。盲目なのである。
男、名は室賀豹馬という。
(何故わしは生きておる・・・・・?)
豹馬の頭に上った最初の考えはそれであった。
自分は、伊賀鍔隠れ衆が一人、筑摩小四郎の忍法、
「吸息旋風かまいたち」を喰らって死んだはずでは無かったか。
豹馬の頭に上った最初の考えはそれであった。
自分は、伊賀鍔隠れ衆が一人、筑摩小四郎の忍法、
「吸息旋風かまいたち」を喰らって死んだはずでは無かったか。
(ここは地獄か・・・・・?)
だとすれば納得できる。気が付けば、何やら広いと思われる場所にいて、
いきなり殺しあえと言われたのだ。
事実、既に一人死んでいる。
このような天魔の所業が平然と行われるのは、正しく地獄と呼ぶにふさわしい。
だとすれば納得できる。気が付けば、何やら広いと思われる場所にいて、
いきなり殺しあえと言われたのだ。
事実、既に一人死んでいる。
このような天魔の所業が平然と行われるのは、正しく地獄と呼ぶにふさわしい。
(とにもかくにも訳がわから・・・ん)
豹馬の耳が、足音を捉えたのだ。
しかもかなり近い。
そして・・・・
しかもかなり近い。
そして・・・・
「ひゃははははははは!光栄に思いなさい。このゲームにおける記念すべき
唯一神涼宮ハルヒの第一の犠牲者として殺してあげるわっ!!!」
女だ。どうも気がふれているらしい。
唯一神涼宮ハルヒの第一の犠牲者として殺してあげるわっ!!!」
女だ。どうも気がふれているらしい。
「女・・・・・今は夜か?」
豹馬がハルヒに訪ねた。
「ハァッ?見れば解るでしょっ、そんなことっ!!」
「左様か・・・・では・・・・」
豹馬が閉じられていた双眸を開いた。
「死ね」
豹馬がハルヒに訪ねた。
「ハァッ?見れば解るでしょっ、そんなことっ!!」
「左様か・・・・では・・・・」
豹馬が閉じられていた双眸を開いた。
「死ね」
「ふぅ・・・・夜でなければ危うかったかもしれん・・・・」
豹馬はため息を漏らした。
その足元には、“自ら首を切り落とした”涼宮ハルヒの死体が転がっている。
豹馬はため息を漏らした。
その足元には、“自ら首を切り落とした”涼宮ハルヒの死体が転がっている。
忍法“猫眼呪縛(ぴょうがんしばり)”
これぞ室賀豹馬の切り札であり、忍法である。
豹馬の閉じられた瞼の裏に潜む金色の瞳に見つめられた者は、
たちまち自殺、あるいは同士討ちをしてしまうのである。
使用できるのは夜間のみであり、敵意を持った対象にしか効果が
無いという欠点は有るものの、それを差し引いても恐るべき忍法であった。
豹馬の閉じられた瞼の裏に潜む金色の瞳に見つめられた者は、
たちまち自殺、あるいは同士討ちをしてしまうのである。
使用できるのは夜間のみであり、敵意を持った対象にしか効果が
無いという欠点は有るものの、それを差し引いても恐るべき忍法であった。
「さて、これからどうすべきか・・・・」
豹馬はそう一人ごちた。
豹馬はそう一人ごちた。
【涼宮ハルヒ@ニコニコ動画バトルロワイアル 死亡 】
【H-4 猫屋敷の外の森 :深夜 一日目】
【室賀豹馬@バジリスク~甲賀忍法帖~】
【服装】:江戸時代の医者姿の装束
【状態】:健康
【装備】:不明
【持ち物】:不明
【思考】
1:さて、どうすべきか・・・・
2:わしは、死んだのではなかったか?
【服装】:江戸時代の医者姿の装束
【状態】:健康
【装備】:不明
【持ち物】:不明
【思考】
1:さて、どうすべきか・・・・
2:わしは、死んだのではなかったか?
時系列順で読む
投下順で読む
神☆降臨 | 涼宮ハルヒ | GAME OVER |
GAME START | 室賀豹馬 | 『偽証の呼びかけ』 |