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私が真実を明らかにしようと心を決めた時 ◆.pKwLKR4oQ



皆さん、お集まりになったようですね。
皆さんに集まってもらったのは他でもありません。
このメイドカフェで起こった殺人事件の犯人が分かったからです。
そうです、犯人はこの中にいる!

では、まずは事件の概要をおさらいしましょう。
被害者は可憐さん、名字は不明。
6時の放送と首輪の裏側にあった名前から身元はほぼ間違いないでしょう。
まだうら若い女性で、年齢はおそらく13~14歳ぐらい。
遺体発見場所はこのカフェの奥にある一室。
おそらく従業員の休憩室だと思われます。
死因は全身を刃物で滅多刺しにされた事による失血死。
しかし凶器は発見できませんでした。
さらにメイド服が3着、内訳はSとMとLのサイズが1着ずつ、それぞれなくなっていました。
また現場にはマグカップが2つ放置されていました。
どうやら被害者は誰かとお茶を飲んでいてその後殺害されたと推測されます。

そうです! その誰かこそ!! この殺人事件の犯人なのです!!!

さて私がここに着いた時、容疑者と思われる人物は二人でした。
一人はカフェ内でメイド姿に扮していた男性の帝さん。
もう一人はそれを外から覗いていたヤムチャさん。
ですが、ヤムチャさんは犯人ではありません。
もしヤムチャさんが殺人を犯したのなら、その後もその現場を監視している意味があまりないからです。
それにヤムチャさんは凶器となりうる刃物の類を持っていませんでした。
よってヤムチャさんが犯人である可能性は低いと推測されます。

では帝さんが犯人なのか。
確かに帝さんは逆刃ですが刀を所持していました。
しかも帝さんが着用しているメイド服はここのものと同じMサイズ。
先程触れたMサイズの紛失メイド服で間違いないでしょう。
さらに帝さんはかぐや姫のためなら殺害すら厭わない覚悟がある。

こういうのはどうでしょう。

帝さんと可憐さんはこのメイドカフェで出会った。
そして外から見られる事を警戒して敢えて奥の休憩室に入り、お茶を飲みながら話をした。
そうして可憐さんの警戒を解いた頃を見計らって、所持していた刀で可憐さんを滅多刺しにして殺害した。
さらに返り血が付いた元の服から着替えるために店のメイド服を持ち出した。

しかし一見筋が通っているように見えますが、この推理には無理があります。

まず凶器となったはずの刀に血痕が全くない。
いくら拭き取ったと言っても血の匂いはそんなにすぐ落ちるものではない。
次に帝さんの元着ていた束帯にも返り血の痕跡は一切ありませんでした。
例え洗濯してもこんな数時間で血痕を消す事は不可能です。
そして帝さんの持ち物からはSサイズとLサイズのメイド服は出てこなかった。
よって帝さんもまた犯人である可能性は低いと推測されます。

つまりどちらも犯人ではない。
では誰が可憐さんを殺した犯人なのか。

皆の眼は誤魔化せても、この私の鷹の眼は誤魔化せません!
私が真実を明らかにしようと心を決めた時、全ては終わったのです。

そう、このメイドカフェで年端もいかない少女を惨殺した真犯人はあなただ!

     ◆     ◆     ◆     ◆     ◆

「――という具合にシャーロック・ホームズの魂が宿った鷹と主人公のコンビが事件を解決する推理物、どうだろう」

ちなみにタイトルは『探偵鷹シャーロック・ホークス』らしい。

「シャーネみたいな物静かな女性は読書が好きだって聞いた気がするから本を一冊書いてプレゼントしてみようか」
「…………」
「だがシャーネはナイフと軍服が似合う可憐な子だ。そんな子が果たして読書好きだろうか」
「…………」
「んー、一応候補の一つにしておくとして、この仕事が終わった後にまた考えるか」
「…………」
「――って、全く返事無しか、この鷹。しかし、今の問題はこっちだな」

延々と自作の推理小説の内容を鷹に披露していたクレアの目の前のテーブルには色々と機械の部品が置かれていた。
それらは組み立てるとこの島で殺し合いをしている参加者にとっては見慣れた金属の輪になる。
皆の生死を左右する枷、つまり首輪だ。

そもそもクレアがまだメイドカフェに残っているのはシャーネへのプレゼント候補になるかもしれないメイド服を調達するため。
だが調達のために店内を探して回ると、従業員の休憩室で滅多刺しにされた女性の死体を発見したのだ。
元より帝とヤムチャの仕業ではない事は死体を一目見た瞬間から分かっていた。
死体の状況から見て殺害された時間は帝とヤムチャがカフェに来るよりもずっと前だ。
でも仮にそうでなくてもクレアにとっては可憐が誰に殺されようと関係なかった。

どうせ最後は全員皆殺しにする契約なのだから。

だから目的のメイド服と放置されていたデイパックと首輪を回収すると、さっさと営業フロアに戻った。
ちなみに件のメイド服は黒を基調としたもので実にシャーネに似合いそうだった。
なおこのデイパックの中身は一度帝が改めていたが、ARチャージ機に気を取られていたために残りのアイスピックとリフレインには気付かず仕舞いだった。
それから首輪を回収したのは別に解析しようとしたためではない。
首輪に内蔵されている爆薬が何か使えないかと考えたからだ。
どのような仕組みで起爆されるのかはまだ把握できていないが、爆発する以上首輪に爆薬が内蔵されている事は確かだ。
首輪一つでは少ないかもしれないが、今手元にある2つと合わせればそれなりの量になると推測していた。
だから手始めに一つアイスピックで多少強引に解体した。
もちろんまだ起爆する可能性を考慮して最初はアイスピックを投擲して首輪にぶつけながら解体した。
しばらくしてから起爆する可能性はないと判断して投擲するのは止めたが、結果的に投擲する意味はなかったのかもしれない。

なぜなら首輪には爆薬らしきものが一切入っていなかったからだ。

多少強引だったので詳しくは分からないが、首輪を解体してみると様々な金属片とコードがあるだけだった。
ここから導き出される可能性は二つ。
一つはクレアの知らぬ爆薬に相当するものがこの中にある可能性。
そしてもう一つの可能性は――。

(……そもそもこの首輪自体は爆発しない?)


【1日目 昼/D-2 メイドカフェ】
【クレア・スタンフィールド@バッカーノ!】
【服装】普段着(つまり車掌服)
【状態】健康
【装備】シャーネのナイフ@バッカーノ!、9mm拳銃(ルガーP08・8/8)@現実、お幻の鷹@バジリスク~甲賀忍法帖~
【持ち物】基本支給品一式×3、逆刃刀・真打ち@多ロワ、アイスピック@名探偵コナン、リフレイン@コードギアス、首輪×2(ルイズ、イヨ)、解体済み首輪(可憐)、メイド服
【思考】
基本:キングハートからの依頼(※)を遂行する。
1:『線路の影をなぞる者(レイルトレーサー)』として参加者全員を喰らい尽くす(つまり皆殺し)。
2:首輪の構造、いったい……。
【備考】
※フライング・プッシーフット号でニューヨークに到着した次の日辺り(1932中盤付近)からの参戦。
※キングハートの依頼:全参加者の殺害(ただしクレアの気分次第で殺し合いに役立ちそうな参加者は生かす/報酬はクレアが望む情報ならなんでも提供する)。
※帝とヤムチャのこれまでの経緯(第202話俺がヘタレだと、そんなの絶対おかしいぜ!)を知りました。


【アイスピック@名探偵コナン】
「ホームズ・フリーク殺人事件」で藤沢を刺した凶器。
どこにでもある一般的なアイスピック。

【リフレイン@コードギアス 反逆のルルーシュ】
ブリタニア統治下の日本で蔓延している違法薬物。
常温では褐色の液体で注射器を使って摂取すると、過ぎ去った過去の思い出に浸る事ができる。
麻薬に類するもので中毒性があり、やがては発狂に至るケースもある。
本編ではカレンの母親など多くの日本人が服用していた模様。


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俺がヘタレだと、そんなの絶対おかしいぜ! クレア・スタンフィールド 俺の、最高の――


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