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矜持 ◆.pKwLKR4oQ



ランキング作成人はひたすら走っていた。
背中に背負う女性――よく見ると黒井ななこだった――は見るからに酷いけがを負っていて、今すぐにでも治療をしないと手遅れになるのは明らかだった。
自分の目の前で人が死ぬなどまっぴらごめん。
なにがなんでも黒井は助けると心に決めてひたすら走る。
しかしその思いとは裏腹に時間だけが刻一刻と過ぎて行くばかりだった。

「……なぁ」
「起きたのか!?」

もうそろそろ体力も限界に近づいた時、疲れによって揺れが酷くなったのか黒井が目を覚ましていた。
その声にはまるで力がなかった。

「もういいわ。私を置いてさっさと行け」
「そんな事できる訳ないだろ!」

ランキング作成者は最初こそネガティブ思考に囚われてはいたが、今は違う。
誰かを助けるという、命を救うという崇高な目的が、彼に使命感というものを育ませたのだった。
だからこそどんな命も救いたい。
命の価値にランキングもないと強く思った。
それは若干自己批判が入った思考だが、深くは考えなかった。

「ん? ちょい待った!」
「なんだ、いったい――」
「声が聞こえる、しかも女の子の声や」

黒井の言う通り、耳を澄ませてみれば近くで少女の鳴き声が聞こえてくる。
しかし今はすぐにでも黒井を治療をしなければいけない時だ。
ここはやむなしと見て見捨てるかとランキング作成者が思った瞬間――

「アホォ! はよ、あの子の所行くで」
「おい、でもそれじゃあ黒井さんが――」
「教師は泣いている子を見捨てないもんや。ほら!」

自分が死にそうなのにも関わらず他人の事を気遣う姿勢。
それは教師、いや人として尊い姿勢だ。
ランキング作成人の中で黒井の印象が少し上がった。

程なくして泣いている少女の元へ着いた。
その娘は見るからにコスプレのような服装をしていて、それでいて半分ほどはだけていた。
なにがあったんだと思い近づこうとして時――いきなり黒井にしばかれた。

「アホが! 空気読めや。ここは教師である私が行くわ。ちょっと待っててや」
「そ、そんな身体で無茶ですよ!」
「……あの娘の格好見たら分かるやろ」

そう言われてもう一度泣いている娘の様子を見る。
そしてすぐに分かった。
乱れた服装に、この世の終わりかという雰囲気。
確かにこれは自分の出る幕ではないような気がした。
男である自分ではかえって警戒させるに違いない。
ふと見れば黒井はもうすでに少女と口を交わして、少女も少し表情が良くなっているような気がした。
とりあえずこのまま黒井に任せようと決めた。

「我が名は源義経。各々方、悪いが平氏打倒のためここで死んでくれ」

突然の襲撃があったのはその時だった。




【A-5 都市部/一日目 深夜】

【ランキング作成人@パロロワクロスネタ投下スレ】
【服装】クロス(十字架)が大きく描かれた服
【状態】健康、強い使命感
【装備】なし
【道具】支給品一式、DMカード(聖なるバリア・ミラーフォース(24時間後まで使用不能)、他4枚)@ニコロワ
【思考】
基本:どうせすぐ死ぬだろうから、それまで精一杯活躍する。
1:源義経だって!?
2:治療できる場所……病院とかあったっけ?

【黒井ななこ@らき☆すた】
【服装】いつもの教師らしい服装
【状態】ダメージ(大)
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品1~3
【思考】
1:源義経!?
2:沙枝を元気づける。

【楠沙枝@魔法少女沙枝】
【服装】ピンクのフリルが付いた可愛らしい魔法衣装
【状態】傷心、衣服が乱れている
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品1~3
【思考】
基本:???
1:ここはどこ?
※ルルーアンの罠によって衆人環視の中で辱められている最中からの参戦。

【源義経@平家物語】
【服装】鎧
【状態】健康
【装備】『贄殿遮那』@灼眼のシャナ
【道具】支給品一式、不明支給品0~2
【思考】
基本:平家打倒するため、早く帰還する。
1:平家を打倒するため会場の皆は全員殺す。
※壇ノ浦の合戦前夜からの参戦。


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せっかく1票入ったから ランキング作成人 ただそれだけできれば英雄さ
せっかく1票入ったから 黒井ななこ ただそれだけできれば英雄さ
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GAME START 源義経 ただそれだけできれば英雄さ
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